1940年代、陶芸素材として、丈夫で手ごろな陶磁器製品に押されて存在価値を失っていたファイアンス。 そこに、個性と芸術性の限りない可能性の息吹を
吹き込み、実用性との両立性高いものに復活を遂げさせたのは、スティグリンドベリでした。 当時、第二次大戦前後の激動の時世。 祖国の荒廃に胸を痛める
だけでなく、資源、燃料の不足、使用色の規制まで、アーティストたちを次々と苦難が襲ったといいます。 しかし、物ごとの常として、そのハードルが高いほ
ど、情熱の沸点は高くなるというものかも知れません。 この時期に、また規制から解き放たれた時、リンドベリ(/グスタフスベリ工房)は次々と、このようなファイアンスの花を咲か
せました。
Cond. ダメージ一切なし。新品同様のエクセレントな状態です。年代もまったく感じさせません。ファイアンス特有の貫入(クレージングと呼ばれる釉薬のひび)も起こっていません。
Size: 約 縦16.5cm 横15.5cm
高さ3.5cm
彼のファイアンスの用途別のバラエティーの豊富さ、造形・色彩の美はすばらしく、例えファイアンスのみの陳列であっても、お客様方に感嘆を沸かせることが
できるでしょう。 が、まずはやはりその希少性ゆえ、ひとつ奇跡的にも完璧なコンディションで入手できた小さなボウルをご紹介するのが精一杯です。
●ファイアンス
#4G-07014
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この造形美
Gustavsbergのステッカーさえ当時のままです
糸じりは多少よごれがついています |