ウラプロコッペGAモデルのティーポットをご紹介します。 日本を含め先進国でアンティークとして絶大な人気のこのポット。 55年発表で72年まで生産されました。 こちらも68年製という、古いものです。 異なるサイズ・白・黒・茶の色バリエーションがあるなかで、こちらは一番大きなサイズのマットの茶です。 彼女の代表作Ruska同様の紅葉のイメージがもとになるもので、深い色合いは侘びさびに通じます。 和のテーブルにも以前からそこに‘いた’ように納まってくれることでしょう。
Cond. エクセレントな状態。 ただ、貫入（釉薬に起こるひび）が白っぽい線状で上部(上半球）ところどころで起こっています。 また、持ち手は年代なりのわずかな古さを感じさせます。 ですが、われ・かけ一切のダメージもなく、素晴らしいフォルムと完全さには変わりありません。
Size: 約 注ぎ口〜持ち手後ろまでの最長20.7cm
外φ8cm 内φ7.1cm
持ち手上部までの高さ20.5cm
なんと側面から見てまんまるサイズ！どことない愛らしさの秘密もそんなところにあるのですね。
●GAポット
（ブラウン）
#2A-07043
在庫ございません
：フロント部分
貫入は、このように白くて少し目立ち、触れると多少ざらつきがあります。 悪そうな箇所を3枚撮って追加しました。
：サイド部分
：バック部分
Ulla Procope（1921-1968）
ウラプロコッペ。 1948年〜20年間、ARABIAにおいて数々の名作を生み出した女流作家。 意匠・性能ともオーブンウェアの革命といえるLiekki、紅葉をイメージした美しいルスカや南欧を意識したバレンシアは、今も世界のコレクターからの熱を冷ましません。 また、本国で人気の、カイフランクとの共作のポモナパターンに、筆のタッチを残す印象的なANEMONE・RUIJAなどのシリーズ...。 他もすべてが、自然にそして空気にとけこみ、時代をまくしたてるような躍起さはなく、あくまでコンセプトはユーザー本位。 使い手は日々の中でモノに優しく接せられている感じさえします。 スカンジナビアのアンティークを手にするとき、個々の持つストーリー性が魅力の一層奥へと私たちをいざないます。 彼女の短く若い人生の半分は、ARABIAでの創作活動でした。 長く製作を続けてくれていたら...。 馳せる想いは留まりません。 わかるのは、残されたのは生命感に満ち広がって飛ぶたんぽぽのような産物...。 モノでありながら、確かに「生きて」優しさの連鎖を与えてくれるピュアな精神だと思うのです。
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貫入（白い線状です）
・ふたのふち近くに沿って線状に
・本体に細かくちらちらと
ちょっとしたよごれもご確認ください
持ち手の素材の表面がわずかにはげたところ。
少々の貫入 こちらでもわかります。
中
傷ひとつありません
 ARABIAのバックスタンプ
GA3のエンボスがほんのうっすら確認できます |
